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クラシック音楽を愉しむ

作曲家や曲の紹介、ピアノ奏法の分析等。時代やジャンルにとらわれず、多様な作曲家や音楽を聴き、弾き、語ります。より多くの人に、より多くの作品と作曲家を広める事を目的として綴ります。

アルカン 人物と作品

フランスの作曲家、シャルル・ヴァランタン・アルカンを紹介します。

1813年生まれ、ロマン派の作曲家です。 

ややマイナーですが最近は知られ始めているので、知っている方も多いと思います。

ブゾーニショパンシューマン、リスト、ブラームスに並んで最も重要な作曲家として挙げていて、よくアルカンの作品を取り上げていました。誰もが耳にしたことのある名前だろう、とまで言っています。

3,40年ほど前から評価されはじめ、20年前くらいからは比較的有名になってきています。 

リストやショパンのような今知られている作曲家と交流があり、リストからは、誰よりも優れた演奏技術を持っていると絶賛されました。

本名はシャルル・ヴァランタン・モランジュですが、父親のアルカン・モランジュから名乗っています。自身の兄弟も全員音楽科で、同様にアルカンと名乗っていました。

極めて演奏難易度が高く、演奏不可能なのでは、と思ってしまう作品も多々あります。

代表作は大ソナタ op.33、練習曲op.35とop.39あたりでしょう。有名な作品のほとんどが練習曲の物です。

日本では鉄道 op.27が有名ですが、海外では日本ほど知られていません。

 

続きにて詳しく解説します。

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ペッテション=ベリエル 人物と作品

スウェーデンの作曲家、ヴィルヘルム・ペッテンション=ベリエルの紹介です。

スペルはWilhelm Olof Peterson-Berger。

1867年生まれで、近代音楽と後期ロマン派の中間といったところでしょうか。

日本ではややマイナーですが、スウェーデン国内では最も人気のあるクラシック作曲家といわれるほど有名です。

少し独特な和声、親しみやすいメロディが特徴で、それぞれの特徴がフレースエーの花々という作品に強く表われています。

 

続きにて詳しく解説していきます。

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スクリャービン 人物と作品

今回はアレクサンドル・スクリャービンについて書きます。

1872年生まれの、ロシアの作曲家です。近代音楽に該当します。まさに近代音楽といった作風です。

有名な作曲家ですが、クラシックに興味が無い人達に知られている程有名ではありません。

ロシアの代表的な作曲家の一人です。

非常に独特、難解な音楽を作っていて、苦手意識のある人も少なくありません。

しかし、初期の頃は非常にロマンチックな、ショパン風の聴きやすい曲を書いています。

初期から中期、後期と時間の経過と共に、作風が非常に大きく変わった事も一つの特徴です。

スクリャービンがどのような人だったのかという事と、作風の変化をいくつかの作品を交えて紹介していきます。

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メトネル ピアノ・ソナタ全集 名盤

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今回の記事はメトネルピアノソナタについてです。

 

個人的な趣味では、Op.53のソナタとOp.27のソナタがお勧め。聴きやすさで言うならOp.5でしょうか。

www.youtube.com

CDを買って全て聴くのも良いですし、YouTubeでいくつか聴いてみるのも良いと思います。

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メトネル 人物と作品

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ニコライ・メトネルというロシアの作曲家を紹介します。

ややマイナーではありますが、マイナー作曲家と言われる範囲では有名な方でしょう。

1880年生まれ。時代的にも技法的にも近代と言えますが、聴きやすく、ちょっと複雑なロマン派といった雰囲気の作曲家です。

自身がピアニストだった影響か、ピアノの作品が多くを占めます。

ロシア人の音楽らしい哀愁のある旋律や、高度な技巧を要求される割に弾きやすい事が特徴でしょうか。ブラームスシューマンのような無茶がほとんどありません。 そんなロシアの曲が好きな方はメトネルの曲も好きになると思います。

一度聴いて引き込まれるような分かりやすさはありませんが、何度も聴いているとその良さが次第に分かってくると思います。一度聴いて、よくわからなくても、2回か3回くらい繰り返し聴いてみる事をお勧めします。

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スタンチンスキー 人物と作品

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早速ですが少しマイナーな作曲家に言及します。

アレクセイ・スタンチンスキーという、1888年生まれ、ロシアの作曲家です。

夭折の作曲家というのでしょうか。26歳という若さで亡くなっています。

 父親の急死がきっかけで精神病にかかります。精神的に非常に不安定になる事があったそうです。 1914年の秋に溺死しているところを発見されます。自殺か事故か、はっきりしないそうですが、前記の事もあり前者の方が有力な説のようです。

精神病を患っていた作曲家というと、有名なところではシューマンマーラーあたりでしょうか。

特にシューマンの場合は精神病を逆手にとったような作品もありますが、スタンチンスキーの場合は精神的に落ち着いている時に作曲していたため、露骨に作品に現れる事はありません。

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ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83

作品の紹介 ドイツの音楽

ブラームスのピアノ協奏曲はとても規模が大きく、オーケストラが充実している事で有名です。ピアノ伴奏付き協奏曲と言われる事があるほどです。当時の協奏曲は、ソリストの技巧をみせつけるような物が多かった中、ブラームスはそれらの構成に疑問を持っていたようで、意図的にピアノとオーケストラを対等に扱った曲を書きました。

であるにもかかわらず、非常に演奏上の難易度が高い事でも知られており、ラフマニノフの協奏曲第3番並び、「最も難しいピアノ曲の一つ」に数えられています。

1878年から1881年にかけて、特にイタリア旅行から帰った直後に一気に書かれた曲で、イタリアの音楽に影響を受けています。そのため、ブラームスの他の作品と比較すると明めの曲調になっています。

構成は4楽章形式。2楽章がスケルツォで、この時代には少し珍しいですが、リストのピアノ協奏曲などの先例もいくつかあります。

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