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クラシック音楽を愉しむ

作曲家や曲の紹介、ピアノ奏法の分析等。時代やジャンルにとらわれず、多様な作曲家や音楽を聴き、弾き、語ります。より多くの人に、より多くの作品と作曲家を広める事を目的として綴ります。

ペッテション=ベリエル 人物と作品

スウェーデンの作曲家、ヴィルヘルム・ペッテンション=ベリエルの紹介です。

スペルはWilhelm Olof Peterson-Berger。

1867年生まれで、近代音楽と後期ロマン派の中間といったところでしょうか。

日本ではややマイナーですが、スウェーデン国内では最も人気のあるクラシック作曲家といわれるほど有名です。

少し独特な和声、親しみやすいメロディが特徴で、それぞれの特徴がフレースエーの花々という作品に強く表われています。

 

続きにて詳しく解説していきます。

 

9歳の頃にストックホルム王立音楽大学、オルガン科に入学し、作曲の勉強も同時期に始めます。

そして1895年、18歳の頃に音楽評論を始めます。毒舌と知られましたが、大衆にはよく読まれていました。

1896年にフレースエーの花々を作曲します。ピアノ小品8つで構成された曲集で、彼の作品では特に有名な物でしょう。


Wilhelm Peterson-Berger: Song of Summer / Olof Höjer piano

YouTubeには動画が少ないので1曲だけの紹介となります。

曲名はSommarsang。和訳すると夏の歌です。

聴きやすいメロディと、その割に個性的な和声という彼の特徴が良く表われています。

曲集全体に通して言える事ですが、技巧的な難易度が低く音楽的な完成度は高いのでみなさんも弾いてみては如何でしょうか。

楽譜の入手が少し大変かもしれませんが、探しても見つからないほどマイナーなわけではありません。

 

1914年には、イェムトランドという山岳地にあるストゥーシェン湖の、フレースエー島に別荘を作ります。ペッテンション=ベリエルはこのイェムトランドが非常に気にいっていて、この別荘を世界で最も美しい景色だと言っていました。

 

今回紹介したフレースエーの花々全曲を録音したCDとして、Swedish Societyから出ているOlof Hojerの録音をお勧めしますが、現在廃盤となっています。

他にもいくつかCDがあるのですが、おそらく全て廃盤なので、見付け次第すぐ買ってしまっても良いのではないでしょうか。

新宿のディスクユニオンあたりに行けばあるいは在庫があるかもしれません。

 

 

如何でしたでしょうか。

ちょっとピアノ弾いて、と言われた時に弾けると丁度良い作品ですし、もちろん音楽性も素晴しいので、一度譜読みをしてみる価値は十分あると思います。

 

記事は以上となります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。